ほしのすみかにかえるとき☆彡☆彡

☆彡自分に戻っていくまでの軌跡☆彡

自分語りとセルフセラピー

お父さんと私⑮ 深い悲しみの中

49日の間、私は悲しみというものがそれほどなかった。しっかり泣いたのが良かったのかな。 そんな風に思っていたが、49日を過ぎた頃、猛烈な悲しみが押し寄せてきた。仕事をしていても、ふと気が緩んだ瞬間、父の苦しんでいた顔を思い出し、ボロボロと涙…

お父さんと私④ こどもの結婚ほど切な嬉しいことはないのかな

夏頃の検査結果で、がんが小さくなっていることがわかり、父本人にも、家族にも安堵感が広がった。腫瘍マーカーの数値もだいぶ減った。 父は体調を崩す前まで、「和楽器バンド」をよく聞いていた。和と洋の融合した、新しい音楽に魅了されていた。毎日のよう…

お父さんと私⑭ 四十九日までにおきた不思議なこと

葬儀が終わり、一週間が過ぎたころから、なんだか不思議なことがちらほらと起きていた。 親しい人を亡くすと、こういうことはよく起こるのだろうか?今回は父が亡くなってから49日までに起きた、不思議なことを、とめどなく書いてみようと思う(怖い思いを…

お父さんと私⑬ 父の葬儀

日記から 一週間経ちました。早いものです。一週間の休みを終え、久しぶりの職場でした。思ったより私は切り替えができるようです。黙々と仕事に励みました。 さて、葬儀について、お話します。 お通夜で100人、告別式で100人、合わせて200人以上の…

お父さんと私⑫ 納棺式 父の身体に感謝を伝える

映画「おくりびと」で観たことがあったが、亡くなった人のお化粧は、生きている人よりも大切な気がする。 化粧を施してもらった父は、黄疸や抗がん剤治療の際にできたしみがわからないくらいきれいな顔になった。 父に触れる最後の機会だ。私たち家族は、父…

お父さんと私⑪ 父が亡くなった日

明け方母から電話が来た。 父がもう息をしていないので、亡くなったと思う。今先生を呼んでいるので、実家に来てくれないか、という電話だった。 ”理解”はしていたが、”受け入れることは難しい” いや、昨晩はとても落ち着いて、”受け入れて”いた。だから、恐…

お父さんと私⑨ 看取ることへと気持ちが移行していく

しっかりと記憶していないが、あの晩のあと、点滴やら痛み止めやらいろいろなものをいつでも摂取できるように腕につけていたように思う。 新婚旅行を先延ばしにし、私たち夫婦は結婚して初めての夏季休暇を家の近くの旅館で過ごした。しかし、父の状態に不安…

お父さんと私⑧ 最期を受け入れる過程

日記から 例えばお守り、ヒーリンググッズ、天然石などは、とても良い波動や波長を持っていて、音を聴いたり、触れたりすると、それだけで癒しが得られるという。 人にそれは可能だろうか。触れたり、歌ったり、声を聞いたりするだけで、癒しが生まれる、天…

お父さんと私⑦ 病気を治すことが全てじゃない

家に帰ってきた父が、私に最初に言った言葉、 「孫がこの家で走り回っている姿を見たい」 その時は、あまりに突然だったので、「走り回るには4年は生きなきゃね」とか冗談まじりに言っていたが、 この言葉は、なんだかとても重かった。 私もそれを望んでい…

お父さんと私⑥ がんと向き合う 終末医療と向き合う

父が抗がん剤治療を終了させるということは、延命治療をしない、ということで、一般的には、近々最期に向かっている、ということになる。 父の母(私のおばあちゃん)には、弟がいる。私は会ったことがないが、健康に問題があるという理由で、仕事に就いたこ…

お父さんと私⑤ 終末医療へ

父の病気が見つかってちょうど1年経つころ、がんが肺に転移していることがわかった。私も母もショックだったとは思うが、一番ショックだったのは、父本人だろう。この日は言葉がとても少なかった。 そんな状態だというのに、(そんな状態だからだろうか)、…

お父さんと私③ 仕事と病気と休職と 大切なことはなんだろう

抗がん剤治療が安定し、入院から通院に変わると、父は半年近く休んでいた(とは言っても職場に通勤しなかっただけで毎日原稿を書いていたが)職場に戻ることになった。 私としては、もっと休養してほしかった。家でできるのであれば、毎日出勤せず、家で働け…

お父さんと私② がんとか手術とか血栓とか

大腸の機能を回復するために、父は人工肛門の手術を受けた。本人としては、毎日五分がゆばかりだったので、人工肛門をつけて早く普通の食事がしたいそうだ。 しかし、そう簡単に進まなかった。人工肛門の手術を終えた後、父はがんセンターに入院することにな…

お父さんと私 ① がんが見つかった日

父にステージ4のがんが見つかり、余命宣告を受けた1年半後、この世を去りました。父が病気になって、私の心は大きく揺さぶられました。その時のこと、父を失って悲しみの中にいた時期から、乗り越えた今までをシリーズでお伝えします。(最終的にハッピー…

Today’s message💛 人の話を素直に受け入れることができるあなたへ

昔の日記から☆彡 人の言うことを素直に受け入れて過ぎてしまうところがある。 他人の意見に振り回されてしまうことがよくある。自分が納得しているかどうか、自分によく聞いてみることが大切なのかもしれない。 ///////////////////////////////////////////…

お母さんと私 さよなら私の見捨てられ不安

2歳ころの私をイメージすると、 怯えすぎて壁からひょっこりはんしている感じになる(笑) 片目しか出ていません(笑) それくらい恐れていたんだね。 恐かったんだね お母さんが自分のものではなくなる感覚。 大変なお母さんを助けなきゃいけないという感覚。 …

檻に入ってしまったことを誰かのせいにすることから抜け出したら見えること

自分の苦しみが 親がこうしてくれなかったから 親がこんなこと言ったから お母さんのせいだ お父さんのせいなんだ 先生のせいなんだ ・・・ ・・・ ・・・ そういう時期もあってもいいよ。 そういう時期も必要なんだよ。(←これから何回も言ってくけどね。全…