ほしのすみかにかえるとき☆彡☆彡

☆彡自分に戻っていくまでの軌跡☆彡

お父さんと私⑬ 父の葬儀

日記から

一週間経ちました。早いものです。一週間の休みを終え、久しぶりの職場でした。思ったより私は切り替えができるようです。黙々と仕事に励みました。

さて、葬儀について、お話します。

お通夜で100人、告別式で100人、合わせて200人以上の人が来てくださいました。父の会社の貢献がどれだけすごいものだったかというのを物語っていました。

告別式、やはり父の顔を見ると、悲しさがあふれます。涙が止まりませんでした。火葬場で見送るのは、非常に辛かったです。

おばあちゃんにお願いして、何日か、母の元へいてもらうように、私からお願いすると、おばあちゃんは「いいよ」と言いました。それからおばあちゃんは毎日、家の庭の草取りを一生懸命してくれました。

お父さんは天へ昇ったのでしょうか。近くで(遠くても良いから)見守ってくれていると嬉しいです。

ショートケーキを見ると、お父さんがショートケーキを食べたいと言うので買ってきてという母からのメールに、不二家のおいしそうなケーキを買って言ったのを思い出します。あまり食べられなくなってからのことなので、食べてくれたときには安堵しました。今後ショートケーキを見るたびに、思い出すのでしょうか。

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葬儀の日はさっぱりとした晴天だった。

告別式の会場から火葬場へ向かう際、100人もの人が私たちの乗るバスに、手を合わせて見送ってくれた。その光景は映画「るろうに剣心」のラスト、「侍たちに敬礼」のシーンのようだった。

火葬された父の身体は、もくもくと天に昇っていっただろう。

辛かった痛みもだるさも全て、解放されたのだろうか。

納骨の時、形を崩さず、きれいに残った喉ぼとけの骨を見せてもらった。

なぜ、喉ぼとけ、というのか、理解した。その形は、仏様が座禅している姿に見えるからだ。

喉ぼとけの骨を最後に丁寧に納めて、蓋をしてくれた。

 

 

お父さんと私⑭に続く