ほしのすみかにかえるとき☆彡☆彡

☆彡自分に戻っていくまでの軌跡☆彡

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お父さんと私④ こどもの結婚ほど切な嬉しいことはないのかな

夏頃の検査結果で、がんが小さくなっていることがわかり、父本人にも、家族にも安堵感が広がった。腫瘍マーカーの数値もだいぶ減った。 父は体調を崩す前まで、「和楽器バンド」をよく聞いていた。和と洋の融合した、新しい音楽に魅了されていた。毎日のよう…

お父さんと私⑭ 四十九日までにおきた不思議なこと

葬儀が終わり、一週間が過ぎたころから、なんだか不思議なことがちらほらと起きていた。 親しい人を亡くすと、こういうことはよく起こるのだろうか?今回は父が亡くなってから49日までに起きた、不思議なことを、とめどなく書いてみようと思う(怖い思いを…

お父さんと私⑬ 父の葬儀

日記から 一週間経ちました。早いものです。一週間の休みを終え、久しぶりの職場でした。思ったより私は切り替えができるようです。黙々と仕事に励みました。 さて、葬儀について、お話します。 お通夜で100人、告別式で100人、合わせて200人以上の…

お父さんと私⑫ 納棺式 父の身体に感謝を伝える

映画「おくりびと」で観たことがあったが、亡くなった人のお化粧は、生きている人よりも大切な気がする。 化粧を施してもらった父は、黄疸や抗がん剤治療の際にできたしみがわからないくらいきれいな顔になった。 父に触れる最後の機会だ。私たち家族は、父…

お父さんと私⑪ 父が亡くなった日

明け方母から電話が来た。 父がもう息をしていないので、亡くなったと思う。今先生を呼んでいるので、実家に来てくれないか、という電話だった。 ”理解”はしていたが、”受け入れることは難しい” いや、昨晩はとても落ち着いて、”受け入れて”いた。だから、恐…

お父さんと私⑩ お父さんを看取る

旅館からの帰り道、映画を観て行く予定だったが、私は父のことが気がかりで、とても映画どころではなかった。 旅館を出たその足で、父に会いに行った。 実家には東京に住んでいる妹が来ていた。夕方には信州の方にいる弟も帰省するそうだ。 兄弟がいて少し心…